->
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アルです。
んー、結構独り暮らしって大変だよね。

さて、今回の更新ではTSネタは無いんだよね……忙しい+回線脆弱(´・ω・`)

さてそんな訳で、四月、五月分の購入小説&ショートショート一つアップ(ぁ

ダンテ
神曲・地獄篇、煉獄篇、天国篇。

ゲーテ
ファウスト1,2

鎌池和馬
とある魔術の禁書目録⑬

土橋真二郎
扉の外Ⅰ、Ⅱ

西尾維新
刀語 第一話 絶刀・鉋
刀語 第二話 斬刀・鈍
刀語 第三話 千刀・鎩
ザレゴトディクショナル

周防ツカサ
BITTER×SWEET BLOOD

森博嗣
冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBTE

岩井恭平
ムシウタbug 5th.夢まどろむ迷子

成田良悟
バッカーノ!The Rolling Bootlegs

舞城王太郎
世界は密室でできている

星新一
声の網

川上稔
終わりのクロニクル②上

悪夢|ω・)岩井先生が大きいのは仕様です(ぇ

ショートショートは原稿用紙換算五枚。ではどうぞ(ぉ

 消えゆく痕

初めて幽霊という奴だろうか? それを見た。体が微妙に透けて見える。うん、幽霊だ、きっと。その時ふと、何か違和感。まあ幽霊だ、違和感の一つぐらい覚えてもおかしくないだろう。
 結構驚いた訳だけど、それよりもそれがどんなものなのかと、好奇心が上回った。
 まあ、昼間だったし。もっとも、少し今日は天気が悪いみたいだけど。
「初めまして?」
 話しかける。しかし反応は無く、寝転がって目を瞑っている。
 そもそも、こいつに言葉が通じるんだろうか? 喋ったとしても、それは人語ではないものの様な気がする。うん、というかそうだ。
「んー……」
 唸って頭を掻く。反応はないし、あったとしても会話が成立するのか俺は少し考える。
「反応ないし、暫くどこかで時間を潰すかな」
 俺はそういって、一旦寝ている幽霊のいる場所を立ち去った。
「そういや、俺は何でこんなとこにいるんだっけ?」
 首を傾げて呟く。そうして暫く辺りを散策して、もう一度戻ってみる。
「あ、まだいた」
 しかも今度は起きている様だった。
「えっと、こんにちは」
 とりあえず話し掛ける。果たして、反応があるのだろうか。
「……こんにちは、えっと?」
 きちんと言葉が通じていた、うん、新発見だ。言葉が通じるのか。というか、人の言葉喋ってる。
「ああ、ごめん、少し気になったから」
「……そう、何か用ですか?」
「別に用はないけど」
「へえ、けど珍しい。話しかけてくるなんて」
 よく見ると、辺りに血痕が僅かに残っていた。
「この血痕……キミの?」
「……これが全部消えればきっと、成仏出来る、そんな気がする」
 微妙にずれた返答だが、そうなのだろう。
「そっか、キミはこれ、消して欲しい?」
「……貴方だったらどう答えますか?」
 質問を質問で返された。少し、やりづらい。
「そうだね、俺は……分らないな、その時になってみないと。それでも今答えろっていわれたら、どっちでも良い、っていうかな……」
「……そう。私は、消して欲しい。だって、このままここに留まっても、何もないでしょう?」
「未練とかってないの?」
「ないとはいえないかもしれない。けれど、結局ここにいても未練がなくなる訳ではないでしょう?」
「さっぱりしてるね、じゃあ、消そうか?」
「……いえ、良いです。人の手は煩わせたくありません、いずれ雨でも降れば、消えてしまうでしょう。ああ、もうすぐ降ってきますよ」
 まあ、そういうなら、別にいいか、しかしやりにくい性格だ。雲行きは……確かに少し暗い。
「そう?」
「はい、心遣いはありがたく頂いておきます」
「ふうん……それじゃ、俺行くよ」
「ええ、また」
 そういって俺たちは別れた。
 暫くして雨が降ってきた。俺は少しあの幽霊が気になって、やっぱり戻る事にする。少し、体が重い。雨に濡れて服が張り付く所為だろう。
「いた」
 やはり、先ほどと同じ様にぽつりと存在していた。
「よう」
「ああ、また来たのですか」
 俺は横に座る。
「……」
 俺はそっとその幽霊に触れようとしてみる。多分すり抜けるのだろうが。その黒い毛並みは、雨に濡れて奇麗だった。
「なあ、黒猫さん、死ぬの、怖くない?」
「……さあ? 私は分りません。だって──死んでませんから」
 俺の横に座る一匹の黒猫はそういう。俺は暫く思考が停止する。
「え? なんで?」
「……だって、死ぬのは貴方ですよ、人間」
 いわれて、気が付く。俺の体は、雨に濡れていない。猫が透き通って見えたのは、俺の眼球自体が透き通ってるから。よく見れば、周りの景色もそうだった。
「ああそうだ、俺ここで……嫌だな、死ぬの」
 言う間に血痕は流れていく。俺の意識も流れていく様に断絶した。一匹の黒猫が、何か、謝っていた気がする。もう、それも分らない。
スポンサーサイト




いや~ブログ久々に見たけど、随分前に書いてるとはw

まぁそういうおちですかってとこかw

うん、私は評論家じゃないからわからんが、面白い作品じゃないの~
【2007/06/04 22:28】 URL | heavens #xqGmcxvM[ 編集]














管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 アルの工房~ヴリュのネタ編, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。